パーカッション奏者エヴェリン・グレニー（Evelyn Glennie）2017年に向けての最新情報

世界のトップ・パーカッション奏者であるエヴェリン・グレニー氏（Evelyn Glennie）の、2017年に向けての最新情報が届きましたのでいくつかご紹介します。

■キングス・クロス・ミュージシャン・イン・レジデンス（King’s Cross Musician in Residence）

キングス・クロスはイギリスのロンドン中心部の地区で、キングス・クロス駅はイギリスの主要な駅であると同時に、「ハリー・ポッター」でも有名な駅ですね。

キングス・クロス・ミュージシャン・イン・レジデンス（King’s Cross Musician in Residence）プログラムは、新しい音楽のための大手慈善団体「PRS for Music Foundation」とキングス・クロスが提携して行うプログラム。

2017年1月から12月までの1年間、実施されます。

約100人の音楽クリエイターが専門家の審査員によって3人のファイナリストに絞られ、グレニー氏はオンライン投票でキングス・クロスN1Cの住民、学生、労働者によってミュージシャン・イン・レジデンスに選ばれました。

※ミュージシャン・イン・レジデンスはアーティスト・イン・レジデンスの中でも音楽に特化した内容だと思いますが、参考までにアーティスト・イン・レジデンスというのは芸術家（アーティスト）を一定期間、特定の地域に居住させ（招聘し）、創作活動を行ってもらうといようなもの。

グレニー氏は、12ヶ月の居住計画について尋ねられたときに、「聴くことが私のレジデンスの中核となるでしょう。私は、人の心と鼓動、脈動、そしてそのような景観に乗り込んで、差別化を目指す幅広い人々と協力しながらこの旅に乗り出すことを計画しています。私たちは一緒に、キングス・クロスについてのすべての好奇心によって共有され得る遺産を築くのを手伝います。」と述べています。

キングス・クロスミュージシャン・イン・レジデンス・プログラムは、2017年1月から実行され、居住終了時に演奏されます。

■4月までスケジュールはいっぱい

その他のニュースとしては、以下のようなイベントがあります。

2月1日、パーカッション奏者のトリロク・グルトゥ氏（Trilok Gurtu）とジョインするためにグラスゴーに向かい、グルトゥ氏による既存作品の改訂を行う「The Rhythm in Me」に参加する予定です。

このイベントは、2017年にインドの独立70周年を祝うためにCeltic Connectionsによってプロモートされています。

グレニーとグルトゥという2人の才覚的で革新的なパーカッショニストと共演するのは、インドのバイオリニスト、クマレシ・ラジャゴパラン（Kumaresh Rajagopalan）とトップ・クラシカル・ピアニストのフィリップ・スミス（Philip Smith）です。

2月後半にはグラーツ（オーストリア）に向かい、「Recreation – Grosses Orchester Graz」に参加して2/27と2/28にジェニファー・ヒグドン（Jennifer Higdon）のパーカッション・コンチェルトを演奏予定。

3月には「Dalasinfoniettan」と15日から21日までスウェーデン中をツアーする予定となっています。

グレニー氏についてはYou Tubeでも新しいシリーズが2016年から始まっていますし、2017年も色々な情報が入ってくると思いますので、都度ご紹介出来ればと思います。

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世界をリードするソロ・パーカッショニスト、エヴェリン・グレニー（Evelyn Glennie）最新映像が公開中
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